【コンテンツの秘密感想】個人的には1万円以上も価値のある本だった

どうも、しょーへいです。

 

 

今回はこちらの本を超オススメします。

この本は川上さんというニコニコ動画生みの親の人が書いた本です。

 

 

簡潔にいうと、衝撃でした。

正直これさえ読めばコンテンツに関しては面白いものばかり作れるなと確信しました。

 

 

タイトルには1万円以上の価値があると書いてますが、

実際考えてみると10万超えててもおかしくないくらいの内容でした。

 

Kindleだと750円で買えるけど笑

 

そのくらいコスパがいいということです!

 

 

で、僕はいろんな人に楽しんでもらうために刺激を受けてもらいたいがために、

日々面白いコンテンツとは何かと研究しています。

 

 

ブログだろうがYouTubeだろうがメルマガだろうが当然全てコンテンツです。

 

だからこそどういう話題が人に響くのかな?とか

この視点は面白いよなーとか普段生活する中でアンテナをビンビンに張り巡らせてます。

 

 

また僕は普段メルマガやブログ読者からライティング教えてください!

と、いわれることが多いです。

 

 

そうなって来ると人に教えるときに何が面白いコンテンツなのか?

自分でちゃんと言語化できないことには教えることなんてできるはずもありません。

 

 

だからこの本は僕にとって神でした。

 

これがあれば人を楽しませることがいつもできるし、

なおかつ人に教えるときに非常に楽になりました。

 

 

じゃあこの本って一体どんな内容なの?ってのを僕のメモを元に抜粋して書いていきます。

 

・コンテンツの情報量とは何か?

 

情報量が多いと何度見ても飽きないアニメが作れる
線の数でアニメの情報量は決まる

実写だと子供には情報量が多すぎて楽しめない

ジブリが評価されるのはなぜか?
絵を見ていて脳に快感を覚えるから

どうしてそうなるのか?
宮崎さんが目で見たものをそのまま表現するから
=脳が認識しやすくなる

 

人間は注目してるものが大きく見える=客観的でない

(脳は正確に判断できないということ)

 

アニメの方が主観的情報を増やしやすい
自分の手で調節できるから
=実写は調節できない

実写だとリアル過ぎて情報が多すぎる

 

人が同時に認識できる情報は少ない
何が重要かはわかるようにしないといけない

小さな客観から大きな主観的情報量を表現したものがコンテンツ

 

 

僕が衝撃を覚えたのはこの1番初めの章の部分。

 

この主観的情報量と客観的情報量の概念から、

どうしてジブリが長年愛されて金曜ロードショーで視聴率をとりまくるのかがわかりました。

 

詳しくはここで話すと長くなってしまうので気になる方は読んでください!

 

 

僕はこの視点が増えたおかげで何が面白いコンテンツなのか?何がつまらないか?

はっきりと言葉にして表現することができるようになりましたね。

 

だから映画とか見るにしても1つ視点が増えるだけですごく楽しいです。

 

 

そして名作は揃ってこの主観的情報というのを巧みに使ってます。

ちなみに校長先生の話がつまらない理由もこの章で僕は納得しました笑

 

・クリエイターは何をアウトプットしてるのか?

似顔絵は似ていない
それはなぜか?

客観ではなく主観を模倣してる
現実の模倣ではなくてイメージの模倣
コンテンツとは脳の中のイメージの再現

イメージは現実より誇張される
現実世界の特徴を抽出してイメージを作る

オートエンコーダ=要素抽出からの少ない要素から元に再構成していく
具体抽象具体

 

よく似顔絵を描く人でかなりデフォルメする人がいるのは、

その方が似てると人は認識するからです。

 

明石家さんまだったら出っ歯を強調して、

アントニオ猪木だったらアゴを強調するように。

 

現実ではなく人が持ってるイメージを再現しないといけないわけで、

これも脳科学の本なのか?と思ってしまうほど脳のシステムに踏み込んでるので面白い。

 

オートエンコーダは僕が何か名作を見て要素を抽出して自分のコンテンツに還元するという流れと、

全く同じなので共感した。

 

要はただ具体抽象具体とやってるだけですけどね。

 

・コンテンツのパターンとは何か?

・コンテンツのわかりやすさ

わかりやすさは美しい
わかりやすい特徴を強調する

何がいい着メロなのか?
音が大きければいい
厚みを持たせるようにした

一般ユーザーが認識できる情報量は少ない
だからコンテンツはワンパターンに集約される
そして競争すればするほど多様性はなくなる
ユーザーが好きなもので認識できるものはワンパターンだから

アプリもキャラとか世界観変えただけで根本は同じ

パターンは消費によって陳腐化する
飽きるという事はそのパターンから学ぶことがなくなるということ

 

この着メロの話は面白かった。

一般ユーザーに対して何がウケるのか?っていう話は非常に参考になりました。

 

そしてコンテンツは結局ワンパターンになってしまうというのもすごく頷けますね。

 

僕もいろいろと工夫を凝らして文章を書いてきましたけど、

面白いと思ってもらえるのはそれぞれ似てますね。

 

もちろんネタが違うから違うようには見えるのだけど、根本は同じだということです。

 

 

だからこれがわかると面白いコンテンツを量産できるようになるので、

根本を抑えれば無敵状態ってわけですね。

 

 

・パターンをいかにずらすか

分かりそうで分からないものに人は興味を持つ
コンテンツのパターンが陳腐化しないための必要条件

作者もストーリーの展開がわからないまま書く
パターンの陳腐化を防ぐ

 

 

これも面白いなー

ストーリー展開が書いてる本人もわからないまま描き進めるのは驚いた。

 

 

普通はオチとか結末を用意して全部構成が固まってから、

ストーリーに厚みや深みを持たせるのがいいと思ってたのですが。

 

確かに本人もわからないような構成だったら見てる観客は絶対予想つかないでしょうね。

 

やっぱこれから続きはどうなんだろ?ってハラハラワクワクするコンテンツは、

愛されますよねー

 

 

・クリエイターはどこで勝負するのか?

本当に凄い映画を見たときは観客はストーリーなんて気にしない
ストーリーの辻褄があってないと批判する人は映画が面白くなかっただけ

クリエイターが表現にこだわる理由
ストーリーは表現に比べてパターンが少ないから

脚本にあわせて映像を作るのではなく映像つなげるためにストーリーを作る
シーンがかけなければストーリーごと削る

ストーリーが目的であればわかってしまえばもう見る必要がない
日常的なシーンはごまかしづらい

綾波レイはミステリアスだから魅力がある
正体がわかってしまうと魅力なくなる

 

これも衝撃度が半端なく高かったです。

 

脚本ありきで映像が繋がっていくと思ってたのに、

表現重視で作品が作られてくなんて技量が凄まじいなと圧倒されました。

 

 

確かにストーリーはパターンが少ないというのは非常にわかります。

有名どこでいうと神話の法則ですね。

 

旧世界→アイテム→新世界というシンプルな構図です。

(本当はもっと細かいですが。)

 

 

それからワンピースとか見てても僕は心の中で

ルフィどうせ勝つんでしょって思ってますからね笑

 

それくらいストーリーって先読みしやすいものです。

 

 

だからこそセリフとか顔つきとか仕草などの表現部分で魅了するわけですね。

 

人が覚えてるのって名ゼリフや名シーン(ストーリーの中の表現)であって、

ストーリーの流れとかが曖昧で覚えてないってケースめちゃくちゃ多いですもん。

 

 

ちなみに表現とストーリーに関しては3月のライオンを題材にして動画撮ったので興味にある方は是非。

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=8wf_HUUouTg”/]

 

 

・いかにお客とシンクロするか

トトロが人気になったのはお腹がふわふわしてて気持ちよさそうだから
ユーザーの脳にとって主観的に重要な情報と感じられるかどうか

普遍的に重要な情報があるとすれば人間の本能的な情動に根ざしたもの
観客の心を動かすためには主人公に感情移入させる

食欲と性欲は本能と結びついている

観客の願望叶えることで疑問を感じさせない構造

 

これも主人公が魅力的でないとなかなか人気作品になれないのはわかりますね。

 

今海賊と呼ばれた男という小説を読んでたのですが、

めちゃくちゃ主人公の国岡鐵三のキャラがかっこいいです。

 

だからこそ話の内容に引き込まれます。

いちいち言うことがマジで魅力的なんですよね。

 

主人公は経営者なんですけど

経営が苦しくてリストラしなきゃいけないって時に人こそ財産だ!って大声を張り上げ、

結果、リストラしないでピンチを乗り越えてしまうんです。

 

 

国岡鐵三の心意気に社員が奮起して必死に仕事をしたからです。

 

こう言うリーダー憧れるなという理想のリーダーなので、

本当にいいです。

 

 

まぁ少し脱線しましたがお客さんの心つかむためには、

魅力的な人物必要だなと強く感じましたね。

 

・オリジナリティとは何か

実写がアニメに近づいている
人間の想像力以上のものは生まれにくくなる

ゼロからコンテンツを生み出すのは大変
他人のアイデアを否定して使えそうな部分だけを取り込み自分のビジョンを固めていく

天才とは自分のビジョンを表現してコンテンツを作るときに、
どんなものが実践できるのかをシュミレーションする能力を持ってる人である

 

ちなみに最後の天才は宮崎駿さんを表してます。

この本読んでると宮崎駿さんは化け物だなと改めて思いますね。

 

マジでこれからジブリ作品見る目が変わりました。

最近はもののけ姫とかまた見直してますからね。

 

 

この本読んだ上だとより面白いです。

だからジブリファンにも強くこの本はお勧めです。

 

 

あとは鈴木敏夫さんっていうジブリのプロデューサーの方も、

これはNHKのプロフェッショナルって番組で特集されてみたのですが考え方が面白かったです。

 

 

 

 

 

 

まだまだ話したいことはあるのですが、

それを描くと一生描き終わらない危険性があるので、ここらにしておきます。

 

もし詳細が気になったら本書を読むことを強くお勧めします。

特にクリエイターの方は必読書かと。

 

 

クリエイターと言うと定義があやふやかもしれませんが、

要はコンテンツ作って誰かを楽しませたい人は必読ということです!

 

 

僕はこの本で完全に川上さんの虜になったので、

他の本も読んでみます!!

 

 

ではでは。

 

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