【ITビジネスの原理感想】ビジネスのヒントがたくさん詰まってて大満足

どうも、しょーへいです。

 

今回紹介する本は軽く見ただけで

すげーアイデアがたくさん溢れ出してきました。

 

もうネットを使ってビジネスしてる人は必見です。

 

僕が普段から勉強して意識してることが

よりマクロな視点で描かれてるのがもう本当に面白いですね。

 

 

あーなんでこの本にもっと早く出会わなかったんだろと

割と後悔してます。

 

こういう本が眠ってるからこそ日々のリサーチは

怠ってる場合じゃないですね。

 

 

まぁ前置きはここら辺にして

僕が気になったところを順にあげていきます。

 

 

 

この本は簡単にいうとマッキンゼーとかリクルートとか

グーグルなど10社以上転職した作者が

LINE、Facebook、Amazon、楽天などのビジネスについて語ったり

インターネットの歴史について学べる本です。

 

 

今の時代を正確に分析されてるな。

と正直納得の連続でした。

 

僕がずっと印象に残ってるのは

 

・インターネットの発達によってビジネスがどう変わったか?

・思い出させたら勝ち!純粋想起と収穫逓増の話

・現代人と深く関わるマズローの欲求5段階説とSNS依存の話

・Amazonと楽天の比較からわかるハイコンテクストな日本

 

この4つです。

 

もう本当にこんなに話したいことが出てくる本なんて

なかなかないです。

 

 

いいタイミングに出会えたんだなと思います。

 

 

1年前とかだったら情報を受け取るフィルターが

まだちゃんと出来上がってなく思考力がないので

多分本を読んでも感動しなかったと思いますけどね。

 

 

じゃあ早速1つ1つ話していきます。

 

 

インターネットの発達によってビジネスはどう変わったか?

 

まずこれに関しては

ほとんどの人がインターネットの普及によって

世界が変わりビジネスモデルも大きく変わったことは

感覚としてわかると思うんです。

 

 

ちょうどネットが普及し始める前の時代は

例えばサイバーエージェントの社長の藤田さんや

当時オン・ザ・エッヂでまだプログラマー専門だった堀江さんとかが

起業してる頃がネットビジネスのだいたい始まりで

のちのITバブルとかの話につながってくるんですけど。

 

 

その頃はネットで集客したり販売することが

全くメジャーじゃなかったからネット広告なんて

ほとんど参入してませんでした。

 

 

この頃はインターネットなんてビジネスに使えんのかいな?

なんて言われてしまってる頃です。

 

当時はスペックも今より当然使い物にならなかったから

そう思われてしまうのも仕方ないのかもしれませんね。

 

 

そんな時に藤田さんや堀江さんはネットの将来性にいち早く気づいて

サイバークリックという今でいうアドセンス広告を堀江さんに開発してもらって

藤田さんは営業でいくつもの会社から成約させていった。

 

 

結果的に二人とも世間では知らない人がいないくらい

有名な起業家になりました。

 

まぁ細かいところを省きましたがここら辺の話はこちらで書いてます。
【渋谷で働く社長の告白感想】今はネットで簡単に稼げて幸運だと確信した

 

インターネットの普及はとどまることを知らず、

今では誰もがスマホをいじってはネットとつながってるし、

Amazonで何か注文すれば次の日には絶対に欲しいものが届いて

Google、Yahoo!で検索すればすぐわからないことは調べられます。

 

 

これらのビジネスモデルが昔とどう違うかというと、

まず昔は「商品の価値が低い場所から高い場所へと移動させる。」

これが基本でした。

 

国と国の貿易とかはまさにそうですよね。

 

 

日本は天然資源とかが少ないから

例えば石油に関しては中東からたくさん輸入する。

 

 

中東では石油が余ってて価値は低いのだけど

日本は自国で賄えなくて石油の価値が高いからビジネスになる。

 

 

反対に日本は技術力と資本力を生かして自動車を大量生産する。

そして各国に質の高い車を輸出する。

 

 

 

 

このように価格差を利用して利益を出して行くというのが

昔の商売の基本でした。

 

 

しかし!!

ネットの発達によりどんな場所にいても情報の共有がなされたことで

この価格差というものは限りなく少なくなります。

 

 

 

もちろん価格差は今でも全くなくなったわけではありません。

 

実際僕はビジネス始めた頃はずっと転売やってましたけど、

ヤフオクとアマゾンでも全然値段が違いますからね。

 

 

まぁこれはヤフオクの方が取引するのめんどくさいから

そのぶんAmazonよりも安くなってるというのと

Amazonはヤフオクよりもブランドがあって信頼されてて相場が高いというのがあります。

 

 

ただ価格差を生かしたビジネスはネットの普及により

大幅にやりにくくなりました。

 

 

ただここで新しいビジネスもまたネットの普及は生み出したのです。

 

 

インターネットの性質上、情報の共有があらゆる場所で可能になったことで

散らばってる情報を一点に集中することが得意になったのです。

 

 

これによってマッチングビジネスが急発達しました。

 

 

例えばAirbnbは家を貸す人と借りる人をマッチングさせるもの。

ネットがあれば顧客はどの部屋がいいかなー?とか色々簡単に比較できますから。

 

 

それからリクルートは転職希望者を募ってノウハウを教える代わりに

個人情報を企業に紹介して報酬を得ています。

 

実際人材業界は転職とか紹介するだけで

年収の3分の1位は紹介料でもらえますからね。

 

 

あと食べログとかもマッチングですよ。

店側と消費者側の。

 

 

こう考えるとネットのおかげであらゆる情報が1つに集約されることが

可能になって生活をかなり便利にしてくれます。

 

 

では次はこの情報が共有された中で

どのような企業が優位に立つのか考えていきます。

 

 

思い出させたら勝ち!純粋想起と収穫逓増の話

 

純粋想起と収穫逓増。

うーん難しい言葉が並んでしまいましたが実は大したこと言ってません。

 

 

純粋想起とは例えばみなさん

自動車のメーカーといったらどこを思い浮かべますか?

 

おそらく多数派はトヨタになるんじゃないかなと思います。

 

 

ただこれだとホンダとか日産とか派閥ができそうなので

次は結婚するならどんな雑誌見ますか?という質問にしましょう。

 

 

これはおそらくみなさんゼクシィが思い浮かぶはずです。

 

 

で、このとあるカテゴリーならこれしか思い浮かばないっしょ!

というやつは絶対にビジネスでうまくいきます。

 

 

というのも先ほどからネットの普及により情報が共有されるようになったと

いっていますが、

これはつまり共通認識が作りやすいということを表してます。

 

 

もっとわかりやすくいうと、

結婚=ゼクシィというイメージが一旦共有されてしまえば

他の会社は参入することが難しくなるんです。

 

 

これがもしネットがなかったら、

東京ではゼクシィだけど大阪では他の雑誌を見る

という事態が起きてたかもしれませんが、

ネットはそういう場所の違いによる差を見事になくしたのです。

 

 

そして収穫逓増はどういう意味なのかというと、

これは強いやつはどんどん強くなるという意味です。

 

一旦共通認識されて影響力を持ってしまえば

それが覆されることはそうそうないということですね。

 

 

ちなみにリクルートはこの純粋想起させてから

市場を制圧していくというのを意図的にやってます。

 

 

ゼクシィもリクルートで、

結婚っていうのは誰もが大事にしたいと思うし

人生で重要な場面でお金がかかります。

 

 

就職も同じです。

単価の高いビジネスには必ずリクルートが絡んでるのを見ると

さすがだなと勉強になります。

 

 

 

現代人と深く関わるマズローの欲求5段階説とSNS依存の話

 

マズローの欲求5段階説というのは

簡単にいうと人間の欲求のピラミッドです。

 

 

1番下が満たされれば下から2番目を求めて

満たされればどんどん上に登ってくイメージです。

 

 

じゃあ1番下から上までは何かというと、

まず生理的欲求。これは寝たいとか食べたいとか本能的な欲求。

 

満たされていくと次に安全欲求。これは安全な暮らしがしたいとか健康になりたいとか。

 

次は社会的欲求。これは人と繋がってたいぜー、1人は嫌だーってやつ。

 

その次は承認欲求。これは人に認められたい欲望のこと。

 

最後は自己実現欲求。これは自分のポテンシャルをいかすぜ!って感じ。

 

 

じゃあSNSがどういう欲求を満たしてくれるのかというと

3番目の社会的欲求。

 

日本は豊かな国なので1番目と2番目の欲求は基本満たされてます。

 

 

ただ問題は3番目。

昔からあった「家」という概念がだんだん薄れて来たのと

終身雇用が当たり前でなくなって来たことにより

所属することが難しくなって来たわけです。

 

 

ネットが普及すれば色々な人と繋がれて

欲求は満たされると思われがちですが、

誰とでも繋がれるこそその関係性は薄くなってしまってる。

 

 

そしてより承認欲求を求め彷徨うというのが

SNSに依存しかつ疲れてしまう。

つまりはSNSに翻弄されてしまう人が増えてる原因なんです。

 

 

よくキラキラ女子とかツイッターで存在してますけど、

まさに典型例じゃないですかね、これ完全に。

 

Amazonと楽天の比較からわかるハイコンテクストな日本

 

これはですね簡単にいうと

楽天とAmazonの特徴にそっくりそのまま

日本の国民性とアメリカの国民性がそれぞれ出てるというのが面白いです。

 

 

で、タイトルにあるハイコンテクストってなんだよ?ってことなんですけど、

これは日本人が細かいところまでコミュニケーションを読み取れるって意味です。

 

 

例えばスマホの顔文字とかLINEスタンプとか

日本人は細かい表情まで使い分けるんですけど

アメリカ人はそんな細かいとこまで使い分けられません。

 

笑顔だったら日本人は相手との関係性とか

タイミングとかでケースバイケースで

大量の絵文字を使い分けるけど

アメリカ人にはそういう考えがないらしいです。

 

 

それは日本人が同じ民族で同じ文化の土台で育ってるのに対して

アメリカは多民族国家で形成されてることが大きく影響してるらしいです。

 

だから日本人は阿吽の呼吸とか行間を読むとか

空気を読むみたいな暗黙の了解的コミュニケーションが発達してるんです。

 

 

多民族国家には暗黙の了解とか言われても

そんなのちゃんとはっきり言わなきゃわからんだろってキレられます。

 

 

宗教も違えば肌の色も違う。

考えが異なって当然というのが前提にあるのがアメリカで

考えが同じで当然が根底にあるのが日本というわけです。

 

 

だからこそ日本は高度なコミュニケーションを取ることができる。

別に高度だから優れてるというわけじゃないですけどね。

 

 

じゃあこの話が楽天とAmazonにどう関係してくるかというと

Amazonのビジネスモデルはローコンテクストなんですよ。

 

 

なんでかというとただ物を売ることに特化して

速さだったり安さで勝負してる。

 

言ってしまえば構図的には牛丼の価格競争に似てる部分があります。

 

誰がどの商品を買っても基本的には同じで、

かなり合理的な仕様になってます。

 

 

反対に楽天はどうなのかというと

楽天は店ごとに個性を出して物語をうるということをやってます。

 

 

安さとか速さを求めると消耗戦になるので度外視して、

ストーリーで付加価値をつけていけば、

売り方がちゃんとできればこっちの方がいいです

 

 

ただ現在のAmazonは機能面で圧倒的なスペックを

誇っていて当分脅かされることなく

業界のトップを突っ走りそうなので

楽天には違う角度で頑張ってほしいものです。

 

 

というわけで今日はまとめるの大変だった。

濃い内容で難しい話をほぐすのがしんどかった。

 

 

本当はもっと話したいんですけど

ここら辺にしておきます。

 

 

日本や世界を牛耳ってる企業がどういう戦略で

ネットと親和性を保ってるのか参考になることばかりでした。

 

 

もっと他にも事例たくさんあると思うので

日々研究していきます。

 

 

というわけで今回は以上です。

ありがとうございました。

 

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