どうも、しょーへいです。

 

 

今回は読者さんからこれオススメです!といただいた本を

書評していきます。

 

これがめちゃくちゃ面白かった。

 

まずこのオススメしてくれた読者さんは

僕の記事全部読んでくれて、

さらに全部ノートに1記事ずつ感想を書いてくれていました。

 

 

もうそれだけで感謝感激です。

改めてありがとうございます。

 

それでやっぱり僕の記事読み漁ってるだけに

僕の好みがよくわかってらっしゃる笑

 

他にも何冊かいただいたのですが、

全て僕のストライクゾーンにクリーンヒットしましたね。

 

 

さすがです。

やっぱり相手に何かプレゼントするときはリサーチ徹底すると

どう考えても喜ばれますね。

 

 

というわけで前置きはここら辺にして

早速本題に入っていきます。

 

この夢を売る男っていう本は出版社が舞台になってます。

 

 

 

 

今は本が全く売れずに出版不況の時代です。

 

昔は本を読むということは大きな娯楽の1つでした。

それがテレビが人気になり、最近ではネットやスマホが普及し

日本人は様々な選択肢を手軽に選べるようになりました。

 

 

しかもネットは無料であらゆる情報が見れるし、

スマホではタダでたくさんゲームが遊べる。

 

そんな状態でわざわざお金を使って、

小説の世界に耽ったり、ビジネス書で勉強したりするのは

コスパが悪いと考えるのが世の流れとしては仕方ないです。

 

 

僕は本読むの好きですけど、

ネットもそれ以上に使いますし

使い分けしてますね。

 

 

例えば美味しい店探すときとかはネットで探しますけど、

例えば偉人とかの生き様とかはネットでは綺麗にまとめられてなかったり

信ぴょう性がなかったりするので本を参考にした方が早かったりします。

 

 

僕のブログでは他にもオススメの本色々載せてるので

よかったらみてください。

 

特にこれは偉人ではないですが、

ネットでは楽しめない面白さがあったので是非。
【トヨトミの野望】自動車業界の闇が暴かれてる取扱注意な経済小説

 

 

このトヨトミの野望という本は自動車業界の裏側を

徹底的に洗い出した名作で

完全に僕は読んでて虜になったんですけど、

 

この「夢を売る男」という本は出版業界の裏側が

リアリティー溢れる形で書かれています。

 

 

こういう裏側系の話は普段生活してても

絶対に知ることができないエリアなので

読んでてめちゃくちゃ興奮します笑

 

 

で、まずこの本に出てくる丸栄社という出版社は

普通の出版社と少し違うビジネスをしてます。

 

このビジネスモデルがすごい面白いですし、

色々人間心理の勉強にもなります。

 

 

じゃあどういうビジネスしてるのかというと、、、

 

 

なんと出版不況の時代なのにこの出版社は

本を出せば出すほど儲かります。

 

 

なんで本が売れないのに儲かるのか?

 

それは本の売り上げがこの出版社の

キャッシュポイントではないからです。

 

 

実はこの出版社では自費出版を

著者にオファーしまくるんですよね。

 

 

それも相場とは破格の値段で著者に提示します。

本当は30万で出版できるものを200万でやりましょうとか提案する笑

 

 

ぶっちゃけ詐欺まがいです。

でもだからこそ本を出せば出すほど儲かるってわけです。

 

 

というか本当に本を出版したいだけなら

Kindleだと30分くらいあれば無料でできますけどね。

それはこっちで書いてます。

たかが21歳の大学生のくせにたった30分でKindleを出版できる時代なう

 

 

それでも世の中の人には

出版社から出したいという人が多いんですよ。

 

 

日本人は実は他人の本を読まないくせに

自分の本は読んでほしいと自己表現したくてたまらない民族なんです。

 

 

僕もこれを聞いて最初は全くピンとこなかったんですけど、

実は2006年のとある調査では

ブログに使われてる1番多い言語は日本語だったそうです。

 

 

あの英語を上回って日本語が1番使われてたのです。

 

 

今は正直違うとは思いますが、

それでも日本人が異常に自分のことを表現したくて

たまらない国民性を持ってるのはこのデータを見れば一目瞭然。

 

 

だから30万で自費出版できると知ってる人でも

200万払う人がいます。

 

 

出版社から出せば鼻が高いですからね。

周りにも自慢できるし、

編集者に、出版界の人間に認められた気分になるからです。

 

 

あとは国会図書館に置かれるようにもなるので、

夏目漱石とか芥川龍之介らのような文豪と

一緒の書棚に陳列されるという優越感に浸れます。

 

 

で、この物語の主人公で絶対に外せない男が1人います。

それが牛河原というとにかく口が達者な男です。

 

 

本のタイトルにある夢を売る男ってのは

この牛河原が素人に出版という夢を売るから

こんなタイトルになってます。

 

 

それでこの男はとにかく人をその気にさせることに関しては

右に出る者はいないなというくらい

褒め上手で頭のキレが半端無いです。

 

 

例えばこの出版社の自費出版させる手法として

まず出版社に本の原稿を送ってくる人がターゲットになります。

 

 

しかしだいたいが文章下手すぎて

とても出版できないレベル。

 

 

素人なので当然ではあるのですが、

それでも出版したいという希望を持ってるから

出版社には山のように原稿が届きます。

 

 

そんなゴミのような原稿を見ながら、

牛河原は出版しないかと持ちかけます。

ただいきなりそんなオファーをしても

こいつには何か裏があるんじゃないかと疑われます。

 

 

だから徹底的に褒めちぎります。

それも人によって戦略は最適化していきます。

 

 

例えば俺は日本のスティーブ・ジョブズだと

言い張るフリーターが登場してくるんですけど、

 

そいつは口だけで意識だけは高くて何も頑張らない。

むしろ頑張らないことが美徳だなんていうアホではあるのですが、

それをうまく牛河原が調子に乗らせていくんです。

 

 

本当は文章の才能なんて全く無いんですけど、

あたかも天才かのようにおだてて扱って

本人の承認欲求を満たしてあげる。

 

牛河原はこんなこと言ってます。

「あの手の根拠のない自信を持っている若者をその気にさせるのは簡単なもんだ、
自分はやればできる男だ、と思っているからな。
自尊心にエサをつけた釣り糸を垂らしてやれば、すぐに食いつく」

 

こんな感じで人によってアプローチの方法を

巧みに変えてく牛河原の姿は非常に勉強になります。

 

 

あとは物は言いようだなというのも

この本読んでるとすごい面白いです。

 

例えば牛河原は、素人の著者に対して

「主人公の性格が途中で急変していくのが意外性があって斬新です。」

みたいな話をするのですが。

 

 

これは裏を返せばキャラクターに一貫性がないとも言えます。

 

 

気が利くというのも一見褒め言葉のように聞こえますが、

おせっかいと言われてしまう場合もあるのと同じですね。

 

 

最後は牛河原の言葉で印象に残ったものを2つ紹介します。

 

「小説を書く奴なんて、たいてい頭がおかしいんだ。

賞を取るか取らないかわからない長編小説を最後まで書き切るという人間は、
自分の作品を傑作と信じている。

だから傑作だと言ってやれば、疑う人間はいない。
ああ、やっと分かってくれる人がいた、と心から喜ぶ。

それを噓かもしれないなんて疑う冷静な人間はそもそも小説なんか書かない」
 

 

完全に牛河原は出版はビジネスだと割り切ってます。

 

ただこの文章を見ると今の時代はすごい恵まれてます。

わざわざ出版社に掛け合わなくてもブログを始めれば

自分の考えというのはすぐに世界中に発信されます。

 

 

昔だったら編集者の好みに合わなかったら

世の中に出るチャンスは右取られてたかもしれないけど、

今は誰でも自分の主張や考えが自由に発信できる

プラットフォームが完成されてます。

 

 

Twitterだったら簡単に知らない人とも繋がれて

意見交換とかも簡単にできる。

それで気の合う人が見つかって仲良くなって交流が始まる。

 

 

それでも出版社から出版したいという

ブランド主義の塊みたいな人は若い世代には少なそうだけど、

ネットをあまり知らない層は出版社の影響力が大きそうです。

 

 

個人的にはKindleだったらAmazonにも本が並ぶし、

それで十分じゃないの?お金もかからないし何冊出しても怒られないし。

って思ってしまいますけどね。

 

 

 

「この商売で一番大事なのは、客を喜ばせることだ。
人は精神的な満足と喜びを味わえれば、金なんかいくらでも出す」

 

 

これビジネスでむちゃくちゃ大事です。

重要すぎます。

 

牛河原ってタイトルにもあるように

夢を売ってるんですよ。

 

出版サービスを見かけ上は売ってるんですけど、

そこを押し出してもビジネスにはなりません。

 

 

お客さんにとって響くのは夢とか希望とか

感情的な部分が肝なんですよね。

 

 

ライザップとかまさにそうです。

あのCMってまさしく夢を体現してるじゃないですか。

 

 

最初は醜い肉体からの自信を持った綺麗な自慢できる体への変化を

ビフォーアフターで表してますよね。

 

 

決してライザップがどんな内容で

どのくらい費用がかかるかなんて押し出してません。

 

 

それは人が感情で決定して論理で納得する生き物だからです。

 

 

出版すれば周りがちやほやしてくれる。

ベストセラーになればテレビに出れるし有名人だ。

 

そんな欲望をこの出版ビジネスは掻き立てて、

200万という大金を相手に喜んで出させます。

 

 

この本は終始ビジネスの本質を教えてくれます。

楽しくテンポよくも読めるのでぜひ。

 


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